2 ポイント 投稿者 GN⁺ 2024-03-01 | 1件のコメント | WhatsAppで共有

KDEデスクトップ、Plasma 6で大規模刷新

  • KDE Plasma 5からほぼ10年ぶりに、KDEプロジェクトはQt 6開発フレームワークを基盤とするKDE Plasma 6、KDE Frameworks 6、KDE Gear 24.02の「メガリリース」を発表した。
  • 今回のリリースはWaylandへの移行に重点を置いており、ユーザーにはスムーズなアップグレードを目指しつつ、性能とセキュリティの向上、新しいハードウェア対応を改善している。
  • 開発者向けには、使われていないフレームワークの削除や依存関係の削減を通じて、KDE向けアプリケーションの作成を容易にしている。

Plasma 6の新機能

  • Plasma 6はPlasma 5と比べて目立つ変化はあるものの、大きく様変わりしたわけではない。
  • Plasma 6では既定設定に多くの変更があり、最大の変化はWaylandをデフォルトのグラフィックセッションとして採用したことだ。
  • ファイルやフォルダーを開くための既定のクリック方式が、シングルクリックからダブルクリックに変更された。
  • 仮想デスクトップ切り替えのためのスクロールホイール使用は既定設定から削除されたが、ユーザーが望めば設定で再び有効化できる。
  • スクロールバーをクリックした際、ページ単位ではなく、クリックした位置へ直接移動する機能が追加された。

デザインと設定の変化

  • BreezeテーマはPlasma 6向けに更新されたが、変化は控えめだ。
  • システム設定アプリケーションが再編され、一部の設定は新しい場所へ移動した。
  • Dolphinファイルマネージャーの設定が再設計され、ナビゲーションと起動オプションが新しいインターフェースタブに統合された。
  • ユーザーフィードバック用の新しいタブが追加され、ユーザーはデータ共有レベルを選択できる。

Waylandとの互換性

  • Plasma 6はHDRと色管理をサポートし、ノートPCと外部モニターのスケーリングを個別に設定できる。
  • Plasma Search機能はリファクタリングされ、速度が向上しCPU使用量が減少した。
  • Spectacleスクリーンショットユーティリティは、デスクトップ全体、アプリケーションウィンドウ、または画面の一部をキャプチャまたは録画できる。

削除された機能

  • Synapticsタッチパッドおよびevdev入力デバイス向けのGUI設定が削除された。
  • もはや保守されていない機能、たとえばAirテーマ、システム設定のアイコンビュー、KHotkeysなどが今回のリリースで削除された。
  • Unsplashから壁紙を取得する機能とQuickShareアプレットは、API変更と機能不全により削除された。

開発者向けの変更

  • KDE Frameworks 6は機能追加よりも削除に重点を置いている。
  • 使われていない、あるいはより良い代替手段があるAPIが削除された。
  • Qt 6はMetal、Vulkan、OpenGL、DirectXのようなグラフィックスAPIに対する抽象化レイヤーを追加する。
  • QtはqmakeビルドシステムからCMakeへ移行し、開発者ツールの改善に役立っている。

KDE 5とX11のサポート

  • Plasma 6には当初いくつか問題がある可能性があり、アップグレード前に既知の問題を確認するのがよい。
  • KDE 5が完全に消えたわけではなく、KDEは短期的にはX11サポートを継続する計画だ。

GN⁺の見解

  • KDE Plasma 6の発表は、Linuxデスクトップ環境における重要な進化を示している。ユーザー体験と開発者フレンドリーさの両方を改善しようとするKDEコミュニティの努力が際立つ。
  • Waylandへの移行は、Linuxデスクトップの将来の方向性を示し、X11への依存を減らす重要な一歩だ。
  • Plasma 6のリリースは既存のKDEユーザーには比較的スムーズな移行を提供しそうだが、新規ユーザーにとってはKDEのカスタマイズ性が依然として多少の学習コストを求める可能性がある。
  • KDE Plasmaは、GNOME、XFCE、LXQtなど他のLinuxデスクトップ環境と比べて、高いカスタマイズ性と性能を提供する。
  • Plasma 6を導入する前には互換性と安定性を考慮すべきであり、特に新しいWaylandセッションに関連するドライバーやアプリケーションのサポート状況を確認する必要がある。
  • この技術を選ぶことで、ユーザーは最新機能と改善された性能を得られる一方で、一部の既存設定やウィジェットが今後サポートされなくなる可能性があるという欠点もある。

1件のコメント

 
GN⁺ 2024-03-01
Hacker Newsの意見
  • Plasma 6とWaylandサポートに対する肯定的なフィードバック

    • Plasma 6への満足感と、Waylandサポートの改善について言及している。
    • KDEが機能を削除した際に、バグを報告したところ、数時間後にKDE開発者が新しいKWinスクリプトを作成して問題を解決してくれたという体験を共有している。
  • KDEチームの継続的な進歩とコミュニティ参加の重要性

    • KDEチームの努力を称賛し、ユーザーがバグを報告してフィードバックを提供することの重要性を強調している。
    • KDEが柔軟でユーザーの意見を反映している点を前向きに評価し、より多くのディストリビューションがKDEをデフォルト採用することを望んでいる。
  • KDEとGNOMEの比較およびデザイン哲学

    • KDEはGNOMEが目指していたものを実現したと考えており、KDEアプリケーションの優秀さにも触れている。
    • GNOME2への愛着とGNOME3への失望を表明し、KDEがクラシックなWindows NT時代のUIを現代的に発展させたと評価している。
  • ユーザーによる設定可能性の重要性

    • KDEでは機能を削除せず、ユーザーが設定を調整できる点を重要視している。
    • 他のデスクトップ環境が機能を削除しがちな傾向と比較し、KDEの高いカスタマイズ性を好んでいる。
  • KDEのユーザー体験に対するフィードバック

    • KDEがファイルを開く方法のデフォルト設定をシングルクリックからダブルクリックへ変更したことに、好意的な反応を示している。
    • Waylandでの画面録画機能の改善に満足している。
  • Plasma 6の新機能と改善点に関する体験共有

    • NixOSでPlasma 6を使い、改善された機能、新しいテーマ、バグ修正などに満足していると述べている。
    • KDEの機能はほぼ完璧になったと感じており、特にリモートデスクトップアクセス機能に期待を寄せている。
  • KDEのデザインとユーザー体験への称賛

    • KDEのデザインはますます改善されており、開発者中心の環境から、あらゆるユーザーに好まれる環境へと変化していると評価している。
  • KDEに対する個人的な愛着と好み

    • KDEをさまざまなデバイスで使用しており、MacOSやWindowsより優れていると考えている。
    • KDEアプリケーション群への好意と、プロジェクトへの感謝を表している。
  • KDE設定の複雑さに関する意見

    • KDEは設定項目が多く見つけにくい点を指摘し、合理的なデフォルト設定と一貫したUI/UX体験を求めている。
  • Waylandへの移行とそれに伴う問題点

    • デフォルト設定がWaylandに変わったことで、作業フローに問題が生じたと述べている。
    • X11に戻すことには成功したが、ログオフボタンが動作しない問題があることを共有している。