プロローグ
- 多くの愚か者でも計算できることを考えると、ほかの愚か者が同じ技術を学ぶのが難しいとか退屈だと思うのは驚くべきことである。
- 微積分の技術の中にはかなり簡単なものもある。とてつもなく難しいものもある。
- 高等数学の教科書を書く愚か者たちの大半は、たいてい利口な愚か者であり、簡単な計算がどれほど簡単かを示すためにほとんど努力しない。むしろ彼らは、それを最も難しいやり方でやってのける途方もない賢さで、あなたを感心させたがっているように見える。
- 私自身がとても愚かな人間なので、その困難をあらためて学び直さねばならなかった。そして今、難しくない部分を私の仲間の愚か者たちに示したいと思う。
- これを徹底的に身につければ、残りは自然についてくる。ある愚か者にできることは、別の愚か者にもできる。
GN⁺の意見
- 著者は、数学教科書の著者たちが学生に簡単な計算法をきちんと説明せず、難しいやり方で計算することを誇示しようとしていると批判している。数学教育では、やさしい概念から一歩ずつ説明していくことが重要だと強調しているように見える。
- 数学を難しく感じる学生に対して、やさしい部分から少しずつ学んでいけば誰でも習得できる、というメッセージを伝えており、前向きである。
- ただし、数学教科書の著者全体を愚か者扱いするのはやや過激な表現にも見える。やさしい内容だけを教えればよいわけではなく、数学の深い概念を説明するには難しい内容も必要になりうる。
1件のコメント
Hacker Newsの意見
要約:
(dx)^2がxのごく小さな部分を意味することが、確率微積分を理解するうえで重要な土台になる