3 ポイント 投稿者 GN⁺ 2024-04-19 | 1件のコメント | WhatsAppで共有

プロローグ

  • 多くの愚か者でも計算できることを考えると、ほかの愚か者が同じ技術を学ぶのが難しいとか退屈だと思うのは驚くべきことである。
  • 微積分の技術の中にはかなり簡単なものもある。とてつもなく難しいものもある。
  • 高等数学の教科書を書く愚か者たちの大半は、たいてい利口な愚か者であり、簡単な計算がどれほど簡単かを示すためにほとんど努力しない。むしろ彼らは、それを最も難しいやり方でやってのける途方もない賢さで、あなたを感心させたがっているように見える。
  • 私自身がとても愚かな人間なので、その困難をあらためて学び直さねばならなかった。そして今、難しくない部分を私の仲間の愚か者たちに示したいと思う。
  • これを徹底的に身につければ、残りは自然についてくる。ある愚か者にできることは、別の愚か者にもできる。

GN⁺の意見

  • 著者は、数学教科書の著者たちが学生に簡単な計算法をきちんと説明せず、難しいやり方で計算することを誇示しようとしていると批判している。数学教育では、やさしい概念から一歩ずつ説明していくことが重要だと強調しているように見える。
  • 数学を難しく感じる学生に対して、やさしい部分から少しずつ学んでいけば誰でも習得できる、というメッセージを伝えており、前向きである。
  • ただし、数学教科書の著者全体を愚か者扱いするのはやや過激な表現にも見える。やさしい内容だけを教えればよいわけではなく、数学の深い概念を説明するには難しい内容も必要になりうる。

1件のコメント

 
GN⁺ 2024-04-19
Hacker Newsの意見

要約:

  • 物理の教科書では、ベクトルの内積(dot product)の機械的な計算方法しか説明されず、2つのベクトルの類似性を判断するのに役立つという意味論的な説明がないのが残念
    • ChatGPTとの対話を通じて、内積の意味を理解できた
    • 数学の本が概念の意味よりもレシピに集中していることが最大の問題に見える
  • 20年間微積分を扱ってきたが、直感を養うのには長い時間がかかった。このような文章を見ると、数分で理解できてうれしい
    • (dx)^2xのごく小さな部分を意味することが、確率微積分を理解するうえで重要な土台になる
    • こうした情報にアクセスできる新しい世代は、より速く学べるだろうと思う
  • 大学入試を準備する学生の立場では、「やさしい微積分学」という小冊子は腹立たしいほど月並みに感じられる
    • 難しい部分は最上位の概念ではなく、実際に問題を解くために必要な基礎知識だ
    • 最も難しい部分は、1) 予想外の問題を解決できるほど基礎をしっかり固めること、2) 記法とグラフの技法を理解し正しく適用すること
    • こうした理由から、膨大な分量の本や講座が入門微積分だけを扱っている
  • YouTubeで代数学の基礎を勉強しながら、知識の隙間を埋めて自信を得ている
    • 近道を使うとかえって挫折感を覚えることがあるので、38歳にしてYouTubeで代数学の講義を受けている
    • 最終目標はAndrej Karpathyの「Neural Networks: Zero to Hero」を問題なく追えるようになること
  • Otto Toeplitzの"The Calculus: A Generic Approach"も、似たプロセスを経て楽しく読める本だ
  • 原著者であるSilvanus P. Thompsonへの直接的な言及があってしかるべきだと思う
  • Feynmanが学んだ本『Calculus for the Practical Man』とよく混同される
  • 大学院でずっと以前に学んだ微積分をかなり忘れてしまい、苦労している
    • 線形代数、離散数学、統計学などについても似たようなサイトがあるのか気になる
  • 以前の投稿にも多くのコメントが付いている
  • 古い微積分の知識を学び直そうとしている人には、Terry Taoの『Analysis 1』を勧める
    • 教育学的に親しみやすく会話的でありながら、厳密でもある