電力消費の分析
(zdimension.fr)自分の電力消費の分析
フランスでは電気料金がここ数年着実に上昇してきた。特にロシアによるウクライナ侵攻以降、急激に上昇した。これを受けて、自分の電力消費を最適化する方法を考えるようになった。
ハードウェア
- 2015年から、フランスの配電網管理機関 Enedis は従来の「愚かな」電力メーターを「スマート」メーターである Linky に置き換える作業を進めている。
- 一部の人々は、新しいメーターが 5G Wi-Fi 電波で脳に損傷を与えるのではないかと懸念を示したが、電力消費データをリアルタイムで確認できる点は前向きに捉えていた。
- 新しいメーターには、リアルタイムデータを読み取れる通信ポートがある。
- 契約内容に応じて、日次の消費データが Enedis のウェブサイト経由で提供される。
データ抽出
消費データ
- Enedis のウェブサイトからデータを CSV 形式でダウンロードできるが、自動でデータを取得するほうが便利だ。
- Enedis は API を提供しているが、アクセスしづらい。これを解決するために、MyElectricalData という「ラッパー」API を使う。
- 例のコード:
curl -X 'GET' \ 'https://myelectricaldata.fr/consumption_load_curve/$MY_METER_ID/…' \ -H 'accept: application/json' \ -H 'Authorization: $MY_TOKEN' - 30分ごとの各データは JSON オブジェクトとして提供される。
料金データ
- 電力消費量を知ることも重要だが、コストを知ることも重要だ。
- フランスの公共データサイト data.gouv.fr では、規制電気料金を CSV 形式で提供している。
フランスの電気料金
- 電気料金は固定料金(月額または年額)と変動料金(消費量に応じて決まる)で構成される。
- 基本料金(Base)、ピーク時間帯料金(Peak Hours)、Tempo 料金プランなど、さまざまな料金プランがある。
- Tempo 料金プランはピーク時間帯とオフピーク時間帯に分かれ、さらに年間で 3 つの「シーズン」に分かれる。レッド、ホワイト、ブルーに区分され、レッドが最も高い。
データ活用
- NiceGUI を使って小さな Python Web アプリを書いた。
- Enedis からデータを取得する。
- さまざまなソースから電気料金を取得する。
- データをヒートマップで表示する。
- すべての料金プランを比較し、最も安い料金プランを選ぶ。
- データは毎晩更新される。
データ保存
- データは JSON 形式で保存し、SQLite を使って管理する。
- 各年について、30分単位のスライスが 17,520 件ある。
- 各スライスごとに料金プランを計算する。
データ表示
- メイン UI と比較テーブルを通じてデータを可視化する。
- Tempo 料金プランが最も安く、過去 10 か月で 300 ユーロ以上節約できた。
結論
- NiceGUI は Python で Web アプリを構築するのに非常に有用だ。
- SQLite はシンプルなデータ管理に適している。
- コードと詳細情報は GitHub にある。
GN⁺の意見
- この記事は、電力消費を最適化してコストを削減する方法をうまく説明している。特にフランスの電気料金体系に関する詳しい説明が有益だ。
- Tempo 料金プランのようなさまざまな料金プランを比較し、最適な料金プランを選ぶ方法を示すことで、実際のコスト削減効果を示している。
- NiceGUI と SQLite を使ったデータ可視化と管理の方法は、ほかのプロジェクトにも応用できるよい例だ。
- 電力消費データをリアルタイムで監視・分析することは、省エネルギーとコスト削減に大いに役立つ可能性がある。
- 類似機能を持つ別のツールとして、Home Assistant のようなスマートホーム管理ソフトウェアがある。
1件のコメント
Hacker Newsの意見
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