- Cursorのトップクラスのタブ自動補完機能は、SupermavenのBabbleモデルの買収によって実現され、このモデルは最大100万トークンのコンテキストウィンドウと250msの低レイテンシを誇る
- 従来のLLMベースの自動補完は、caret位置以降のコードだけを予測するという限界があったが、Babbleはgit diffベースの編集シーケンス学習によって、より柔軟なコード提案が可能だった
- Supermavenの創業者 Jacob Jacksonは、LLMが注目される前の2018年に、最初期のコード補完ツールの1つであるTabNineを作った人物
- TabNineが買収された後、OpenAIで研究者として活動し、その後独立して2022年にCursorの競合製品であるSupermavenを開発した
- SupermavenはCursorほどの人気は得られなかったが、タブ自動補完モデルのBabbleは市場トップクラスだった
- 2024年時点でBabbleは300kコンテキスト、250msレイテンシを記録し、Cursorを大きく上回っていた
- Cursorに買収される前には、Babbleは100万トークンのコンテキストウィンドウまでサポートしており、当時の人気チャットモデルと比べても非常に大きかった
- Babbleの差別化要素は学習方式だった
- 一般的なLLM自動補完は、caret以降のコードだけを埋める(FIM方式)
- Babbleは編集シーケンスベースの学習によって、コードのさまざまな位置やファイル間の変更も予測可能
- git diffに似た構造で、実際の開発者の編集行動を反映した学習方式
- Cursorとの買収・統合
- CursorはIDE自体をコントロールしているため、開発者の編集履歴データを基にモデル学習が可能となり、これはTabNineや一般的なプラグイン型ツールとの差別化要因となった
- これは自動補完モデルの学習に非常に有利な環境を提供する
- Jacobはプラグインの限界に突き当たった後、自分自身のIDEを作る計画を持っており、Cursorはタブ補完機能に追いつくために努力していたはずなので、まさにぴったりの選択だった
- CursorとJacksonは以前から面識があり、買収は自然な選択肢だった
- これによりCursorは市場で最も優れたタブ自動補完モデルを構築
2件のコメント
neovimでcursorレベルの自動補完を支援するプラグインはないかと熱心に探していたのですが、独自モデルで可能だったんですね..
私は neovim の supermaven プラグインを使っています。無料版ですが、Copilot より良いですね。