1 ポイント 投稿者 GN⁺ 2025-07-09 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • Firefoxブラウザーは、オープンソースコミュニティから支持を受けてきた代表的なWebブラウザーである
  • 近年のFirefoxは、ブラウザー技術の発展と使い勝手の改善を通じて、市場で重要な役割を担い続けてきた
  • しかし、Mozilla経営陣の方針や意思決定の透明性不足により、コミュニティの信頼が揺らいでいる

Mozilla経営陣の問題

  • Mozillaの収益構造の変化や、一部で物議を醸している提携、広告方針の導入などが、ユーザーベースから批判を受けている
  • 上級経営陣の意思決定プロセスが、一般の開発者やコミュニティメンバーと十分に共有されていない点が問題である
  • プロジェクト目標と実際の活動の間の乖離が徐々に表れ、組織内の不協和音が大きくなっている

コミュニティの反応と影響

  • FirefoxユーザーはMozillaに対し、より高い透明性とコミュニケーションを求めている
  • 一部の貢献者は、現在の運営方式のもとで情熱の低下や将来的な離脱の可能性に言及している
  • Mozillaは今後、内部の運営方式と目標を調整しなければ、オープンなWebエコシステムに対する信頼を回復できない

結論

  • Firefoxブラウザーは技術的に多くの強みを持ち、オープンソースのエコシステムでも重要な位置を占めている
  • ただし、プロジェクトの将来のためには、Mozillaのリーダーシップと方針の根本的な変化の必要性が浮上している

1件のコメント

 
GN⁺ 2025-07-09
Hacker Newsの意見
  • Mozillaが常に正しい判断をしてきたとは思わないが、彼らは今かなり難しい立場にあると感じているし、一般的な反Mozilla論はかなり曖昧で方向性に欠ける批判であることを指摘したい

    • よく提示される要求の一覧としては、
      • Googleに依存しない収益源を開発しろという要求
      • Firefoxの収益化に反対する要求
      • Firefoxだけに集中しろという要求
      • クールな研究プロジェクトを開発しろという要求
      • 競争的でプロフェッショナルな企業運営原則に従えという要求
      • 経営陣の報酬に上限を設け、情熱プロジェクトのように運営してほしいという要求など、さまざま
    • このうちいくつかは互いに正反対の方向を向いているため、両方を同時に最大化することはできないのが現実
    • Mozillaはたいていこうした要求のどこか中間線を選んできたし、たとえば給与は悪くないが、AppleやGoogleなどと比べれば低い
    • 批判者はこうした「中道的」な動きを優柔不断だと見るかもしれないが、実際に代案を出す側は現実的で具体的な計画なしに矛盾した目標だけを並べることが多く、あるいはZawinskiのような主張は明確ではあっても、既存の収益構造やNetflixのような利用環境を望む側にとっては過激すぎる案だという立場
    • 本当にその通りだと思うし、Mozillaに関する多くの批判は相互に矛盾していたり、論理的根拠なしに主張されていたりすると強調したい

      • たとえば、何の証拠もなくVPNの運営コストが高すぎると主張したり
      • Mozillaは金が尽きたと主張するが、実際には10億ドル以上の資産を保有している
      • ブロックチェーンの試みについても、実際には論文を2本ほど出した程度なのに誇張して語られる
      • CEOの年俸が会社運営の重大な障害だという主張も、実際には収益の1%程度にすぎないと指摘する
      • Mozillaが何らかの必須機能を開発していれば市場シェアを取り戻せたはずだという、信頼性のない論理構造
      • Chromeが市場シェアを伸ばしたのは、Googleの強力な検索・Androidエコシステム、Chromebookの普及など外部戦略によるところが大きく、これはMozilla自体の問題よりも影響が大きいと強調する
      • Firefoxが遅く重くなったという指摘も昔の話であり、Quantum以降は大幅に改善されたことを認める
      • もちろんFirefoxOSへの投資や、ブラウザに使うべきリソースの枯渇、広告に関する魂の妥協といった現実の問題は存在するが、上に挙げた主張は意味のない批判であり、繰り返されるコミュニティの幻想の一例として観察していると述べる
    • MozillaとWikipedia Foundationは、核心目標だけに集中せず別のことに気を取られているのが繰り返される不満だという意見

    • 自分もその点は認識している。特にBraveのように物議を醸したブラウザについては批判がすぐ忘れられたり許されたりする一方で、Mozillaに対する物差しは厳しいと感じる

      • 自分がブラウザを選ぶ基準は、uBlock Originなどの拡張機能との長期的な互換性を考えると、Chromium系ブラウザを信頼しにくいという点だと述べる
    • Mozillaにクールな研究プロジェクトを進めろと要求した人は誰もいないのに、実際にはFirefoxに不利になるほど研究寄りに偏っている点に不満だと述べる

    • 人々が本当に求めているのは、互いに矛盾しない現実的な内容だと強調する

      • Google依存のない収益源の開発、Firefoxユーザーの尊重、Firefox中心の事業運営、ユーザーに実質的な付加価値を与えるサイドプロジェクトの維持、適切な経営、一部経営陣への過剰な報酬の抑制など
      • 実際のユーザーが金を払うと言っていたサービスですら拒否し、結局は資金不足で廃止したことが何度もあり、ユーザーフレンドリーというイメージを自ら傷つけた例もあったと指摘する
  • Firefoxの「ブラウザツール」メニューにあるすべての機能を開発者版へ移し、通常版には残さないようにしようという意見を奇妙に思う

    • そんなことをすれば、最も熱心な開発者ですら即座にChromeへ移るだろうという強い反論

    • 開発者としてFirefoxで開発する立場では、リリース直前になって初めて他ブラウザでテストするやり方だという

      • ユーザーがF12で問題を診断できないなら、ユーザーサポートそのものを見直すことになるだろう
    • 元の意見の文脈を完全に含めるべきだと強調し、実際には "should" より "could" の方が適切な表現だと言及する

    • その主張はあまりに極端すぎるか、あるいはトロールだという印象を受けたし、わざわざ記事本文をクリックしなくてもよいほど非現実的な主張だと思った

  • DRM(Digital Rights Management)導入を「原罪」と見る意見には同意しない立場

    • 15〜20年前のようにFirefoxに影響力があった時代ならともかく、今はDRMをサポートしないとサービスプラットフォーム側が「別のブラウザを使ってください」あるいは専用アプリのみ対応という状況になる
    • 活動家ではない大多数のユーザーは「このサービスが使えるブラウザ(Chromeなど)」へすぐ乗り換えるので、むしろDRM非対応は市場を奪われる結果になる
    • DRMは付加機能なので、ユーザーが望めば無効にできるが、無効にするとNetflixのようなサービスが使えず不便になる点がある
    • プラットフォームのDRM採用を阻止するという大義名分でサポートを拒否した場合、Firefoxのようにロックインが弱いブラウザはユーザーを引き留める手段も少なく、結局は理念的な要素以外に賢明な代案が乏しいことを認める
    • 真の原罪があるとすれば、Chromeに比べた技術力(速度、バグ、セキュリティなど)で後れを取ったことであり、DRM導入やGoogle標準の受け入れはそうした技術・市場面での劣勢の結果だと分析する
    • Servoプロジェクトには期待していたが機会を逃し、モバイル拡張機能の非対応やDoH(DNS-over-HTTPS)導入の遅れなども逃した機会だと見る
    • 今後は広告ブロックに関する機会が残っているが、それすら十分に活かせるか疑問だ
    • 自分は今のところDRM有効化が絶対に必要なサイトに出会ったことがなく、FirefoxがDRM有効化を求めても無視すると予想外にサイトが普通に動くことが多い

      • ただし、機能がオプションとして存在すること自体は気にしないという立場
    • FirefoxがChromeよりバグが多かったという指摘については、実際にはGoogleがYouTubeやGmailなど自社サービスで、意図的にChromeの最新標準だけをサポートするようコーディングしていた経験を挙げる

      • そういう状況でユーザーがChromeへ流れるのは驚くことではないと述べる
  • ChromeチームよりはFirefoxの運営陣の方がややいら立たしい程度だと感じており、Mozilla経営陣の高額報酬や、核心(ブラウザ/メール/開発ツール)以外の的外れな事業に投資してはすぐ諦める経営スタイルに失望を示す

    • そのあらゆる金の無駄遣いこそが実際にはMozillaの本質なのだ、という冷笑的な立場

      • 結局MozillaはGoogleにとって一種の「競争相手がいるように見せるためのイチジクの葉(competition fig leaf)」として機能しており、成功したり革新的だったりするプロジェクト(Rust, Servo, FakeSpotなど)は本来の任務の邪魔になるので排除対象になるのだと見る
    • Firefoxがかつて受け取っていた数十億ドルを貯蓄して、20年以上にわたってリーンでミッション志向の組織として残っていたらどうだったかと想像する

      • 高給の経営陣、中間管理職、営業組織をなくし、情熱がありきちんと待遇された開発者とオープンソース擁護者だけで最高のオープンソースソフトウェアを作り、Googleなどに対抗してWebを守れていたらよかったのに、という意見
  • ソフトウェアを頻繁にいろいろなブラウザへ乗り換えてみる立場だが、結局いつもFirefoxに戻ってくる

    • Brave: ミッションや実行の仕方はよいが、Chromeベースなので好まない
    • Arc: 新鮮なアイデアだが、必須機能がなくなり不要なものばかり残る
    • Orion: iOSでFirefox拡張までサポートし、パフォーマンスも優れているが、クラッシュや互換性問題を頻繁に経験する
    • Safari: ソフトウェアに金を払うこと自体は構わないが、ほどなく消えるかもしれない拡張機能に金を払いたくはない
    • 現在はZen Firefox版に落ち着いており、Arcや各種テーマが目指す長所と安定性、そして既存拡張との互換性をすべて満たしている
    • ただし、ときどき「このサイトはChromeでのみ動作します」と警告される経験は残っている
    • 「このサイトはChromeでのみ動作します」を経験したなら、具体的にどのサイトか公開してほしいというフィードバック
  • Mozilla経営陣は方向感覚を失い、まともなビジョンも実際の事業感覚もないまま役割演技だけをしている「企業ごっこ」の状態だという批判意見

    • 本当の解決策はMozillaがきちんとした非営利法人になることだという意見で、EUのような公的機関がブラウザを必須インフラと見なして運営してくれればよいのに、という願い

    • 孵化直前のヒナが口を開けて、イモムシが勝手に入ってくるのを期待している漫画のようだと皮肉っぽくたとえる

  • JWZなどのウルトラ純粋主義が求めるWeb標準面の要求と、事業的な経営手法を求める相反する批判が混在している点を指摘する

    • 上の反Mozilla批判が「曖昧で方向性がない」という意見は、まったく根拠のない話ではないと感じる立場
  • 「もうどのWebデザイナーもFirefoxを最初に考慮しない」という論拠に対し、それでも開発者ツールを作り続けているなら、むしろその機能を統合版から外す理由はないという反論

    • そうした機能をなくして得られる利点が理解できないと言う
  • 自分はFirefoxの不要な新機能追加の方に不満がある

    • たとえば最近の140.0リリースでアドレスバーにウィンドウタイトルを表示するトグル機能が追加されたが、こんなものを誰が求めたのか疑問だ
    • ブラウザはできるだけ単純であるべきで、こうした不要な機能によって肥大化していると感じる
    • 数百のタブを管理しなければならない人も多いので、さまざまな機能追加を求める声もあるという意見

    • 縦タブ(Vertical Tabs)は本当に便利だという補足意見

    • 便利な消費者向けアプリを買収しておきながら、すぐ終了させることへの不満もあるという意見

    • アドレスバーのウィンドウタイトル表示機能の要望者は実際に存在すると述べる

      • 特にMacではタブに冒頭の1〜2語しか表示されず、残りが見えないことが多いため、こうした機能が便利だという例
      • ウィンドウコントロールのないシステムでも、予想以上にこうした機能が必要だという説明
  • Firefoxのコードベースは25年物のレガシーコードの上にマルチスレッド化などを後付けで積み上げてきたため、構造的な問題が多い

    • レンダラーのセキュリティサンドボックスも十分ではなく、長期的な資金不足でリライトや大規模リファクタリングの試みを次々と中止してきた
    • Geckoエンジンがもはや外部で埋め込み利用されないのには明確な理由がある
    • 実際、Firefoxのセキュリティ水準は現代の標準と比べて大きく後れているという現実的な意見であり、追加の外部サンドボックスなしでは使い捨てブラウザとしてしか安全ではないという評価だ