警察がRingカメラにリアルタイムでアクセスできる新機能を導入
(eff.org)- Ringが、警察が家庭用セキュリティカメラをリアルタイムでライブストリーミングできる機能を導入
- この変更は、Ringが過去に進めてきた改革措置を後戻りさせるものであり、米国市民の市民的自由に深刻な脅威を与える
- 警察がRing映像を使ってデモ参加者の監視、無断での映像取得、そして中絶関係者の追跡など、広範な監視を強化する可能性がある
- RingはAI優先戦略を掲げ、AIや顔認識のような映像解析技術の導入を示唆している
- こうした措置は、技術的権威主義の強化と、巨大な監視市場での利益追求だとして批判されている
Ring、警察向けライブストリーミング機能を導入し監視機能を強化
Ringの創業者であるJamie Siminoffが再び同社を率いるなか、Ring特有の「監視優先、プライバシー後回し」という方針が復活している
- 警察がRingユーザーに直接映像を要請できる機能が再導入されると同時に、警察が屋内セキュリティカメラのリアルタイム配信を要請できる新機能も追加される
- こうした変化は、米国内の数百万世帯のプライバシーと市民的自由に重大な脅威をもたらす
- 警察はすでにRingの映像を使って抗議参加者の監視や、令状やユーザーの同意なしでの映像取得に利用した事例がある
- 今後は、警察がRingの情報を通じて中絶関係者や移民取締り対象者の追跡などに悪用する余地が大きい
AI優先戦略と組織内の変化
Ringは社内で「AIファースト」アプローチを打ち出しており、これは今後映像解析や顔認識機能が追加されるリスクを示している
- 従業員の昇進にあたり、AI活用の証明を義務づける方針が実施されている
- これまで導入されていた複数のプライバシー保護措置が縮小または撤回される様相を見せている
Axonとの提携および警察向けツール開発
RingはAxonと新たに協力し、警察がユーザーに直接映像を要請でき、ユーザーが警察による自分のカメラのリアルタイム視聴に同意できるツールを開発中である
- 過去のRingは、さまざまな批判や世論を受けて、エンドツーエンド暗号化、警察との公式パートナーシップ終了、映像要請ツールの中止など、何度も改革を実施してきた
- しかし最近のRingは、再び大規模監視ツールへと回帰する動きを見せている
背景と意図
米国の暴力犯罪率が史上最低水準に近づいているにもかかわらず、Ringは「安全」を理由にこうした措置を進めている
- 実際には、ユーザー信頼への裏切り以上に、技術的権威主義の流れに乗って利益を最大化しようとする意図があると指摘されている
- Googleもまた、監視および防衛産業での営利追求のために倫理的な約束を撤回し、同様の流れを見せている
- IT企業が防衛・警察市場に製品を販売し、大型契約を確保する動きが広がっている
結論
このような変化は、ユーザーのプライバシーと自由を深刻に侵害するものであり、技術による監視権威主義の強化と企業の営利追求だとして強い批判を受けている
1件のコメント
Hacker Newsのコメント