Adam Back、自分がサトシ・ナカモトではない理由を説明
(finance.yahoo.com)- ニューヨーク・タイムズの18か月にわたる調査報道で、英国の計算機科学者でありBlockstream CEOのAdam Backがビットコイン創設者Satoshi Nakamotoだと名指しされたが、Backはこれを即座に否定
- AIを活用した**文体分析(stylometry)**で、Backは12人の容疑者の中で最も近い一致を示したが、分析自体は「結論不明確」と評価された
- ビットコイン白書が公開される数か月前の2008年8月、NakamotoがBackに最初に直接メールを送っていた事実が主要な状況証拠として提示された
- MicroStrategy会長のMichael Saylorは、文体分析は「証拠ではない」とし、Satoshiの秘密鍵で署名しない限り、いかなる主張もナラティブにすぎないと一蹴
- Backは文体的な類似性をサイファーパンク共同体の共有された関心事と確証バイアスで説明し、本物のSatoshiは公開活動を完全にやめた人物である可能性が高いと主張
NYT調査報道の概要
- Theranosスキャンダルを暴いた調査記者John Carreyrouが、AI専門家Dylan Freedmanとともに18か月にわたって行った調査の成果
- 数十年に及ぶ3つの主要インターネット・メーリングリストの全書簡を収集し、AIでNakamotoの既知の書簡と比較分析
- フィンランドのプログラマーMartti Malmiが裁判訴訟の過程で公開した数百件のメールのやり取りも分析対象に含まれた
- 文体分析は計算言語学者Florian Cafieroが主導し、Backが12人の候補の中で最も近い一致を示したが、結果は「結論不明確」と処理された
- CarreyrouはNYT Dailyポッドキャストで、ビットコイン創設者を見つけたという確信が**「99.5%から100%の間」**だと明かした
主な状況証拠
- NakamotoとBackが共有していた目立つ共通点: 文の間に2つのスペースを入れること、イギリス式つづりの使用、同じ方式でのハイフンの誤用
- Backがオンラインのメーリングリストで沈黙していた時期とNakamotoの活発な投稿時期が重なる; Backが再び姿を見せた時期は、Nakamotoが最終的に姿を消した時点と一致
- Nakamotoがビットコイン白書を世に公開する数か月前の2008年8月、Backに最初に直接メールを送った
- NakamotoはBackに「興味深くご覧いただけるでしょう」と書き、Backの研究を正確に引用した
Adam Backの反論
- Backは文体的な類似性を「確証バイアスの要素」だと指摘し、似た言語的背景を持つプログラマーや暗号技術に関心を持つ人々は自然と似た書き方になるしかないことを強調
- 本物のSatoshiは、ドキュメンタリー撮影チームや調査記者と会話せず、実名でフォーラムやカンファレンスに参加しない人物である可能性が最も高いと主張
- Satoshiがフォーラム参加をやめたことはビットコインにとって肯定的に作用したと評価: CEOのいるスタートアップではなく、ひとつの発見であり資産クラスとして認識されるのに寄与したという見解
Michael Saylorの立場
- Strategy(旧MicroStrategy)は766,970 BTCを約545.7億ドルで購入しており、世界最大の企業保有規模
- Saylorは、2008年のSatoshiとBackの同時代のメールが両者が別人であることを示す証拠だと指摘
- 「Satoshiの鍵で署名しない限り、すべての理論はナラティブにすぎない」という立場で、暗号学的証拠だけを唯一の基準として提示
- NYT記事公開直後、BTC価格は約2.4%下落し、$68,269から$66,634へ下落
- Saylorは以前から、Satoshiの失踪を中央的な権威人物を取り除くことでビットコインを強化するための意図的行為と描写してきた
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