- プログラミング、システム、セキュリティ、AI、リバースエンジニアリング、ハードウェアなどを扱う無料の実験的技術雑誌
- 各記事は**「1記事 = 1ページ」**形式で構成され、開発者や研究者が自ら執筆した実践的な技術ノートやアイデアを収録
- 今号にはSemantic Kademlia、AIエージェントのワークフロー、6GB GPUでのLLM実行、ピクセルシェーダー上でLinuxを動かす、ESP32 Wi-Fiファームウェアのパッチなど、幅広い技術トピックを収録
- 70本以上の記事とアートワークを収録した過去最大規模の号。Patreon支援を開始し、雑誌はISSNの正式発行を受けて定期刊行物として登録
- Webビューアが使いにくければ、PDFをダウンロードして読める。次回のPaged Out! #10原稿募集(CFP)締切は2026年9月30日
雑誌概要と刊行情報
- Paged Out! は、プログラミング、セキュリティ、リバースエンジニアリング、システム、ハードウェアなどを扱う無料の電子技術雑誌
- 電子版は無料配布で、自由に共有可能
- 記事ごとに異なる自由ライセンスを適用
- 印刷版の購入や商用印刷も別途手続きを通じて対応
- 今回の第9号は2026年7月号
- HexArcana Cybersecurity GmbHが発行し、Project Lead Gynvael Coldwind、Editor-in-Chief Agaらが参加
編集部からのお知らせ
- 今号は70本以上の記事とアートワークを収録し、過去最大規模のひとつ
- さまざまなセキュリティカンファレンスやイベントで紙版の配布を引き続き拡大
- Patreonを新たに開設し、支援者を募集
- すべてのバックナンバーをLulu経由で印刷版として購入可能
- **ISSN(電子版/印刷版)**を正式取得し、定期刊行物として登録
- 次回第10号のCFP締切は2026年9月30日
主な技術記事
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Semantic Kademlia?
- 従来のKademlia DHTのXOR距離の代わりに、埋め込みベクトルとコサイン距離を使う実験的な分散ネットワークを提案
- 自然言語ベースの意味検索と、意味ベースのデータ複製をサポート
- CountSketchベースの軽量埋め込みを使い、大規模LLMなしでも動作
- 次元の呪い、ルーティング効率、データバイアスなどの新たなトレードオフを分析
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AGI Corporate
- 会社を**ECS(Entity Component System)**構造でモデル化するアイデアを紹介
- 従業員を1つのエンティティとみなし、cronスケジューラ、ワーカープール、LangGraphベースのRunbookで業務を実行
- 既存のモニタリングシステムの構造を、そのままAIエージェント組織の運営に適用できると説明
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Musical Chairs in VRAM
- 1枚の6GB GPUで複数のAIモデルを順番に実行する構成を紹介
- モデルはRAMに事前ロードし、必要なときだけVRAMへ移動
- CUDA VMMと単一メモリプールを活用し、VRAMを効率よく再利用
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Trust Me, I'm Compiled
- Ken ThompsonのReflections on Trusting TrustをAI時代に接続
- コンパイラ信頼問題を、学習データとモデル重みの信頼問題へ拡張
- Data Poisoning、Sleeper Agent研究などを事例として紹介
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Edge AI on old mining silicon
- 中古のAMD BC-250マイニングボードで、Vulkanだけを使ってLLMと画像生成を実行
- ROCmなしでOllamaとllama.cppベースにより最大35B MoEモデルまで駆動
- Signalチャットボット、画像生成、OCR、音声認識などをすべてローカルで実行
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Using llama-index for a RAG with your own emails
- メールを対象にしたローカルファースト(Local-first)RAGの構築方法を紹介
- LlamaIndexとIMAPを使い、個人情報を外部に送らないメール検索システムを実装
- 約170行のシンプルなPython例で構成
プログラミングとシステム
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Linux in a Pixel Shader
- VRChatのPixel Shader内でLinuxを動かすプロジェクト
- Compute Shaderなしで画面フィードバックループを利用してCPUを実装
- RISC-Vエミュレータとメモリシステムまで実装
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Baby steps in C
- GCC拡張と構文トリックを使って、C言語の極端な表現を見せるユーモア記事
- 一般的なCコードではない、難読化された多様な構文例を紹介
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From 17 to 8
- Java 17のSealed Interface機能をJava 8環境でも使えるよう、Annotation Processorで実装
- Visitorパターンとコード生成を利用したコンパイル時検査を提供
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The Hamburger Database Design Pattern
- Materialized ViewをView / Materialized View / Viewの形で包む設計パターンを提案
- Materialized Viewの再生成と最適化を容易にするため、構造を分離
セキュリティとリバースエンジニアリング
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ESP32 Wi-Fi Blob パッチ
- ESP32-C6とESP32-S3のWi-Fiファームウェアを改変し、ブロックされていたRaw 802.11 Management Frame送信を有効化する方法を紹介
- RISC-VとXtensaそれぞれのバイナリパッチ方法を説明
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sandboxec
- AIエージェントやCLI向けのLandlockベースのサンドボックスツール
- ファイルシステムとTCPポートをAllow List方式で制限
- コンテナなしで単一コマンドだけを安全に実行することを目標とする
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The Ghost File
- WindowsとLinuxの大文字小文字の区別の違いを利用してコードレビューを回避できるGitの事例を紹介
utils.pyとUtils.pyが別ファイルとして扱われる環境差を悪用
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The \r That Wasn't Commented Out
- Google zxでMarkdownを実行する際に起きていた
\r処理の脆弱性を分析 - Windows形式の改行差により、隠れたJavaScriptコードが実行されうる事例を説明
- Google zxでMarkdownを実行する際に起きていた
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ClickBreakFix
- ユーザー自身にコマンドをコピーして実行させるよう誘導するClickFix攻撃手法を紹介
- Zoom、Claude CLI、CAPTCHAなどを装った実際の攻撃事例を整理
ハードウェアとその他
- Computiles: タイルパズルだけで二進加算と減算を実装する計算タイル
- Subpixel Zoo: ディスプレイのさまざまなサブピクセル配列を整理したカタログ
- Your Car Is Watching You: 車載赤外線カメラのデータがLinux V4L2まで届く全体構造を説明
- Computer-assisted mathematical proofs before AI-era: AI以前の時代におけるコンピュータ支援数学証明の歴史を紹介
全体構成の要約
- 今号はAI、システムプログラミング、リバースエンジニアリング、セキュリティ、ハードウェア、数学、ゲーム開発など、約80本の文章とアートワークで構成
- とくにAIを単に活用する段階を超え、エージェントシステム、ローカルAI、GPU最適化、セキュリティ、システム構造を扱う実践的な技術記事が大きく増えたのが特徴
- 開発者、セキュリティ研究者、システムプログラマ、アーティストがともに作るコミュニティ中心のオープン技術雑誌という性格を維持している
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