規模の不経済:詐欺、スパム、サポート、モデレーション
- 大規模プラットフォームは、小規模プラットフォームよりも詐欺、スパム、悪意のある行為などの割合が高い。
- 例えば、Signal と WhatsApp を比較すると、Signal ではスパムメッセージを受け取ったことがないが、WhatsApp では定期的に受け取る。
- 技術コンテンツを読む場所を比較すると、あまり知られていない小規模フォーラムや
lobste.rs のようなサイトは、大きなプラットフォームより悪質なコンテンツの割合が低い。
- Reddit、YouTube、Facebook、Google の検索結果など中規模〜大規模のソーシャルメディアは、より高い割合で有害コンテンツを抱えている。
- プラットフォームの規模が大きくなるほど、適切なサポートを受けられる可能性は低くなり、誤った停止や禁止でアカウントが復旧される可能性も下がる。
大規模プラットフォームの問題
- 大規模プラットフォームはより優れたモデレーションやスパム/詐欺フィルタリングを行えるという主張への疑義を提示する。
- Google のエンジニアや思想家は、大規模プラットフォームだけが有効なモデレーション、スパムフィルタ、詐欺検知を実現できると主張するが、実際には小規模検索エンジンの方が SEO の悪用に対して強い抵抗力を持つ。
- メール管理がスパム負荷のため不可能だという一般的な認識がある一方で、多くの人は自分でメールを管理し、Gmail と同等あるいはそれ以上の結果を得ている。
大規模プラットフォームのモデレーション問題
- マーク・ザッカーバーグは、大規模なテック企業を分割するとモデレーション問題が悪化すると主張した。
- ザッカーバーグの主張は、プラットフォームが大規模であればより多くの資源を持ち、より良いモデレーションができるということだが、実際にはその資源は他の用途に向けられている。
- 例えば、Meta はメタバース開発に 500 億ドルを投資したが、モデレーションプラットフォームや関連技術には投資していない。
サポート問題
- 大規模プラットフォームのユーザーサポートは一般に不満が大きい。
- 一般的なサポートチャネルは非効率で、ユーザーはしばしば定型的な拒否通知や「カフカ的な悪夢」を経験する。
- 有料サポートを利用しても、無料サポートと大きく変わらない体験だと報告されている。
- 大企業がさらに規模を拡大するにつれ、サポートの効率を高めるどころか、より安価で利益を最大化する方向のサポートが提供される。
GN⁺の意見
- 大規模プラットフォームがより多くの資源を持っているにもかかわらず、ユーザー体験の質はしばしばより小規模なプラットフォームより劣る。これは、これらプラットフォームが資源を利益最大化ではなくユーザー体験向上に使っていないためだ。
- ユーザーサポートの質はプラットフォーム規模に反比例する傾向があり、これは大規模プラットフォームの複雑さと非効率なサポートシステムが原因だ。
- 本稿は大規模プラットフォームの欠陥を指摘し、ユーザーがより小規模なプラットフォームを選ぶ際に考慮すべき重要な要素を提示する。
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