- 生成AIベースのチャットインターフェースが消費者行動を変えつつあり、買い物前の調査、旅行計画、金融アドバイスなどに使われている
- "生成AIがショッピングアシスタントとして定着" : Adobe Analyticsが1兆件を超える小売サイト訪問データを分析して集計した結果
- 2024年11月〜12月に生成AIトラフィックが前年比 1,300% 増加(Cyber Mondayには 1,950% 増加)
- 2025年2月時点で、2024年7月比 1,200% 増加
- トラフィック規模はまだ有料検索やメールなどに比べて小さいが、2024年9月以降 2か月ごとに2倍ずつ増加 中
- 米国の消費者5,000人を対象とした調査では、39%が生成AIで買い物を経験、53%は今年利用する予定
- AIを活用したショッピング活動:
- 商品調査: 55%
- 商品推薦を受ける: 47%
- 割引商品を探す: 43%
- ギフトのアイデアを得る: 35%
- ユニークな商品を探す: 35%
- ショッピングリストを作成する: 33%
AI流入トラフィックの行動パターン
- AIから流入した訪問者はサイトの滞在時間が長く、より多くのページを閲覧する
- これは対話型インターフェースが消費者の情報探索を助け、購買判断に自信を与える効果があることを意味する
- 92%はAIの利用が買い物体験を向上させたと回答し、87%はより複雑な購入でもAIを使う意向を示した
- AIベースの推薦システムやエージェントの登場は、企業の顧客エンゲージメントのあり方に大きな影響を与えている
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コンバージョン率の変化
- 生成AI流入トラフィックは他チャネルより購入コンバージョン率が平均9%低い
- ただし、2024年7月には 43% 低かったことを考えると大きく改善している
- これはAIが主に「情報探索」と「比較検討」の段階で活用されていることを示唆する
- コンバージョン率の差が縮まっている点は、AIベースのチャット後にそのまま購入へつながるケースが徐々に増えていることを示している
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利用デバイス
- 生成AIトラフィックの86%がデスクトップで発生(2024年11月〜2025年2月のデータ基準)
- 消費者はノートPCやデスクトップのほうが対話型インターフェースを使いやすいと感じている
- 同期間のeコマース訪問全体に占めるデスクトップ比率は34%にすぎず、AIトラフィックとは大きな差がある
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商品カテゴリ別の特徴
- AIトラフィックのコンバージョン率が最も高いカテゴリ: 家電、宝飾品
- コンバージョン率が低いカテゴリ: 衣料品、生活用品、食料品
- 例: テレビのように画面サイズ、解像度、価格などさまざまな基準で選択肢を絞り込む商品では、AIの活用度が高い
- これはAIがパーソナライズされた選択肢を素早く推薦できるため、購買判断につながる確率が高まることを意味する
他産業分野での生成AI導入拡大
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旅行業界でのAI活用増加
- 2025年2月、米国の旅行・レジャー・ホテル系サイトへの生成AI流入トラフィックが2024年7月比 1,700% 増加
- 消費者調査では29%が旅行関連の作業にAIを使っており、このうち84%は体験が向上したと回答
- 主なAI活用事例:
- 全般的な旅行調査: 54%
- 旅行アイデアの探索: 43%
- 現地の食事の推薦: 43%
- 交通手段の計画: 41%
- 旅程表の作成: 37%
- 予算管理: 31%
- 荷造りの支援: 20%
- 旅行サイト訪問時、AI流入ユーザーの直帰率は非AIより45%低く、より準備の整った消費者であることを示唆する
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金融業界でのAI活用拡大
- 2025年2月、米国の銀行サイトへの生成AI流入トラフィックが2024年7月比 1,200% 増加
- 調査参加者のうち27%は金融関連の作業で生成AIを使った経験がある
- 主なAI活用事例:
- 預金口座・貯蓄口座の推薦: 42%
- 投資戦略や金融用語の説明依頼: 40%
- パーソナライズされた予算作成: 39%
- 税務上の影響を理解するための支援: 35%
- AI流入の訪問者は非AI流入ユーザーよりサイト内を45%長く閲覧する傾向がある
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