- HPが欧州の一部の国で、カスタマーサポート電話の接続前に15分の待機時間を強制的に適用する方針を実施していた
- この措置は、顧客に**デジタルのセルフソルブ(self-solve)**チャネルをより多く利用してもらうためのものだった
- 顧客は実際の待機状況に関係なく、15分後に接続されるという案内メッセージを聞かされ、通話中には繰り返しオンラインサポートサイトの利用を勧められた
- HPはその後、方針を撤回し、電話相談へのアクセス性を優先すると発表し、リアルタイム相談の重要性を認めた
- 今回の事例は、デジタル転換のためのカスタマーサポート実験がかえって不便を招いた例であり、HPが顧客体験を重視する方向へ方針を修正する契機となった
HPの15分強制待機カスタマーサポート方針を撤回
- HPが欧州の一部地域でカスタマーサポート電話に15分の強制待機時間を適用していたことが確認された
- 対象国は英国、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリアだった
- 社内文書によると、この措置は顧客に**デジタルのセルフソルブ(self-solve)**方式をより多く利用してもらうことを目的としていた
- 顧客が電話をかけると、実際の相談待ちの有無にかかわらず、「現在待ち時間が長い」という案内とともに約15分後に接続されるというメッセージを聞かされた
- 案内メッセージには、support.hp.comとvirtualagent.hpcloud.hp.comを訪れて問題を解決するよう促す案内が含まれていた
- 通話中には5分、10分、13分の時点ごとに同じ謝罪と代替サポートの案内が繰り返された
- HPはその後、声明を通じてこの方針を撤回したと発表した
- 会社は「顧客がデジタルサポートの選択肢をよく知らない場合が多いため、それを知らせようとした」と説明した
- しかし初期のフィードバックを通じて、リアルタイムの相談員へ迅速につながることの重要性を認識したと明らかにした
- これに伴い、電話相談へのアクセス性を優先すると付け加えた
- HPは正確な撤回時期は公表していない
- 一部の従業員はこの方針に不満を示しており、社内関係者は「意思決定者が顧客と直接向き合わないまま、このような措置を取った」と述べた
- 今回の事例は、デジタル転換のためのカスタマーサポート実験がかえって不便を招いた例であり、HPが顧客体験の改善に向けて方針を再調整する契機になったと評価されている
1件のコメント
Hacker Newsの意見
サポートを求める人を全員 無能なユーザー だと決めつけるのは危険だ
そういう扱いをすると、有能な顧客はもっと敬意を払ってくれる競合へ去り、結局残るのは本当に問題解決が難しい顧客だけになって、サポートコストが最大化される
高校時代にHPのカスタマーサポートセンターで働いていたが、遅すぎるツリー型システムの代わりに HTML/JSベースのツール を自作して、即時に応答できるようにした
ところが平均処理時間(AHT)が短くなって誰かの実績が悪く見えるという理由で解雇された。その当時、待ち時間は一日中25分以上だった
昔のHPは本当に 素晴らしい会社 だった。科学機器、電卓、初期のデスクトップコンピューターまで、革新の象徴だった
今では「みんなに嫌われるプリンターブランド」としてしか知られていない
Dellだけを問題にすべきではない。たいていの米国企業は 顧客サポートをコストの無駄 だと見ている
UPS、Bank of America、Unitedのような会社も同じだ。問題が起きるまでは気づかなくても、いざ起きると地獄だ
例外的に Amazon は返金中心のモデルなのでまだましで、一部の証券会社もサポートが良い
HP社内でも、こうした方針を誰かが 提案して承認 したのだろうと思う。驚くべきことだ
15年間Androidを使ってきたが、最近の経験のせいで iPhoneに乗り換えたくなった
Samsungの保護プランで修理に出そうとしたが、店舗は半年も閉まっていて、他の店舗でも丸1日以上かかる
一方Appleは Genius Barで1時間以内に修理 できる。ノートPCもAppleとIntelは速くて効率的だった
結局、自分の時間の価値はハードウェアの節約より大きいと気づいた
高校時代、HPやCisco、Microsoftなどと協業するVARで働いていた
当時は 専門サポート回線 が別にあって、英語が流暢な担当者が素早く応対し、スクリプトなしで問題を解決してくれた。一般消費者向けではAmazonくらいしか同等のものはなかった
HPは今や 反消費者企業 の代表格だ
米国企業はますます 顧客を嫌う構造 に変わりつつある。手数料を上乗せし、製品品質を落とし、サポートを削っている
競争が機能しないので大企業が小さな会社を買収し、市場はさらに悪化する
HPの社内スタッフも 強制待機時間ポリシー に強い不満を持っていたという。顧客が15分待たされたあとで不満をぶつけてくるのに、スタッフは理由を隠さなければならなかった