1 ポイント 投稿者 GN⁺ 2023-12-25 | 1件のコメント | WhatsAppで共有

英語には丁寧な "you" の形があったのか?

  • 英語には丁寧な "you" の形が存在した。
    • 近代英語初期には、thou は単数形、you は複数形だった。
    • 複数形の you が丁寧な呼称として使われ始め、時が経つにつれて単数の thou を完全に置き換えた。
    • クエーカー教徒は階級区分に反対して誰に対しても thou を使ったが、今日では thou はむしろ古風で丁寧な形として認識されている。
    • PIE(印欧祖語)に丁寧さを表す区別があったかどうかは確かではなく、現代ヨーロッパ諸語のこうした区別は PIE から受け継がれたものではない。
    • 非IE(非インド・ヨーロッパ)言語、たとえばタイ語や日本語では、やり取りする人々の社会的関係の性質に応じてさまざまな代名詞が使われる。

英語の "thou" と "you" の変化

  • 英語の "thou" と "you" の変化についての説明。
    • you はもともと丁寧で複数形であり、thou はくだけた単数形だった。
    • 時間がたつにつれて thou は無礼なくだけた形と見なされるようになり、現在ではほとんど使われず、主に礼拝の言葉にのみ残っている。

中英語における丁寧な呼称の発達

  • 中英語における丁寧な呼称の発達。
    • 中英語では youthou の間に丁寧な呼称の区別が生まれた。
    • you はもともと thou の複数形であり、複数形のほうがより丁寧とされる傾向がある。
    • 現在見られる丁寧な代名詞は比較的近代的なもので、ヨーロッパ諸語で独立して発達したものとみられる。

英語とドイツ語の似た変化

  • 英語とドイツ語では似た変化があった。
    • 1500年ごろ、英語とドイツ語の両方に単数と複数の二人称代名詞があった。
    • 貴族がより多くの礼儀を求めるようになると、人々もそれに合わせて対応した。
    • 三人称形を使うことはより丁寧だと考えられ、複数形を使うことも同様により丁寧だと考えられた。

英語の "you" が複数形だった歴史

  • 英語の "you" が複数形だった歴史についての説明。
    • you はもともと目的格の複数形だった。
    • thouye はそれぞれ単数と複数の主格形であり、のちに youye の位置を置き換えた。
    • thouyeyou に置き換えられ、現在では you が単数・複数、主格・目的格のすべてで使われている。

GN⁺の見解

  • 最も重要なのは、英語における thouyou の使用変化である。
    • 英語における丁寧な呼称の歴史は、言語が社会的相互作用や階級構造にどのように反応するかを示している。
    • thou が今日では古風で丁寧な形と見なされていることは、言語に対する認識が時間とともにどのように変わりうるかを示す例である。
    • この話題は、言語学、歴史、社会学に関心のある人々にとって興味深く、言語が文化とどのように相互作用するかについての洞察を与える。

1件のコメント

 
GN⁺ 2023-12-25
Hacker Newsの意見
  • T-V区別の文化圏から来たある人の意見:

    • T(非公式)とV(公式)の区別は、半ば見知らぬ相手との会話で混乱を招く。
    • たとえば職場では、誰にどのような話し方をすべきか分かりにくい。
    • Tを使うと相手を対等に扱うことになり得るが、相手が自分を上位に見てほしいと思っている場合には侮辱的に受け取られることがある。
    • そのため、Vを使って劣った立場に置かれたり、Tを使って侮辱を与えたりする危険を冒すよりは、会話を避けて自分の考えを胸にしまっておくほうがよいと感じる。
    • 英語がビジネスで支配的な言語になった理由の一つとして、英語は形態論が単純で会話に参加しやすく、非英語圏の人々に受け入れられやすいことが挙げられる。
  • 伝統的なクエーカー(Quaker)の言語使用についての意見:

    • クエーカーは階級の区別に反対し、すべての人を thou で呼んでいた。
    • 今日では thou は古風で格式ばった言葉だと見なされているが、本来の意図はもっと非公式なものだった。
    • ドイツ語では、公式の呼称が非公式の呼称へと置き換わっていく傾向がある。
    • 英語は、この区別が公式の呼称として消えた最初の言語なのかもしれない。
  • Hacker News(HN)のトップに自分の投稿が載ったことへの喜びを表す意見:

    • クリスマスプレゼントのようにうれしい出来事だと感じる。
  • youthou の印刷ミスかもしれないという可能性についての意見:

    • ye olde shoppethe old shop と発音されていたように、youthou の印刷ミスかもしれないという面白い考えを述べている。
    • 別の意見では、実際にはそうはならなかったと示唆しているが、それでも面白い考えだったとしている。
  • TheeThou の使用についての意見:

    • TheeThou は今でもイングランド北部で使われており、主に高齢者によって用いられている。
  • 目上の人に使う敬語体系がある言語についての意見:

    • すでに存在している言語体系について想像してみる。
  • テキサス英語における y'all の使用についての意見:

    • y'allyou の丁寧な単数形として使われることがあり、見知らぬ人に挨拶するときに使う。
    • howdyhow do ye の短縮形であり、挨拶であると同時に質問とも見なせる。
  • 別のバージョンの言語を使う国から来た人の意見:

    • 適切な呼称を気にしなければならないのが嫌だという。
    • 新しく会う人たちに非公式の呼称を使って、即座に一体感を作ることを考えている。
    • 敬語を嫌う人もいるだろうし、そういう人たちとは最初から時間を無駄にしないほうがよいと考えている。
    • 性別代名詞がないので、その問題は避けられる。
    • you や「代名詞」に特別な含意のない言語が最もよく、拡張性も高いと考えている。
  • ヨーロッパ・ポルトガル語の学習者の意見:

    • ヨーロッパ・ポルトガル語には今でも公式と非公式の区別が存在する。
    • Você という公式の呼称を使うと、相手を年寄りだと思っていると受け取られ、侮辱的になることがある。
    • 文化的な言語ルールを探りながら身につけるのは難しいことがある。