- MITは、学生入学、教員採用、科学協会向け助成金申請においてこれまで要求されていたDEI(多様性、公平性、包摂性)声明文の使用を中止した。
- DEI声明文は、応募者のDEIに関する思想、活動歴、採用時にDEI施策を実行する計画などを述べる内容だった。
- DEI声明文は強制された発言であり、応募内容と無関係なだけでなく、DEI以外の形でも社会に貢献する多様な方法があるという事実を無視するという点で問題がある。
- 一部のDEI声明文は、最近の最高裁の人種を基盤とした入学判断に反する可能性がある。
MITのDEI声明文廃止に関する報道
- MITはDEI声明文の廃止を静かに進めており、これを広く周知させるために取り組んでいる。
- 風刺サイトThe Babbling Beaverが最初に報じたが、事実として確認された。
- MIT総長のSally Kornbluthは、全学部・全学科の教員採用と昇進においてDEI声明文の使用を禁止した。
- 匿名調査の結果、約2/3のMIT教員がDEI声明文を嫌うと回答したという。
- 各学科が他大学の応募時にDEI声明文の作成を引き続き求めるかどうかは不透明だ。
- DEI支持者は、まだ大きな反応を示していない。
- MIT教員協議会の関係者は、DEI声明文の提出要件中止を教員向けには公開したが、学生向けの発表予定はないと述べた。
- MIT報道自由協会の幹部は、強制的発言の終息を求める要求が受け入れられたことを歓迎すると明らかにした。
GN⁺の意見
- DEI声明文廃止は、学問の自由と表現の自由の保護という観点で大きな意味を持つ出来事だ。だが、まだMIT内部のみで共有されているため、今後の公式発表と追跡措置が注目される。
- DEIが追求する価値そのものは重要だが、強制やクォータ制的アプローチは逆差別論争を招き、かえって反発を引き起こす可能性がある。自発的で長期的な意識改善が必要だ。
- 理工系大学であるMITでDEI声明文を廃止したことは、象徴的な意味が大きい。ほかの大学にも影響を与えると見られ、より学問そのものに忠実な評価基準が定着することを期待している。
- ただし、トランプ政権による『反(反)人種差別行政命令』のように、保守派の政治的道具として悪用されるおそれもある。大学の自律性担保と健全な社会的合意形成が必要と考えられる。
1件のコメント
Hacker News の意見
要約すると:
HNではイデオロギー対立の論争の代わりに、好奇心ある対話をすることが望ましい。トピックがイデオロギー的になるほど、より思慮深く実質的なコメントが必要だ。
DEI(多様性、公平性、インクルージョン)の宣言文について、合理的な根拠を提示して擁護する意見を聞きたい。多くの人がこの点に懐疑的だ。
欧州の小さな国に住む立場としては、米国式の人種・性の多様性重視は実感しにくい。共通の背景を持つ人々の間にも多様な世界観が存在する可能性がある。
工学教育は工学に集中すべきだ。人種にかかわらず技術発展に貢献すべきだ。
極端な事例を集めて一方の立場を擁護することは説得力がない。実際の統計と文脈を考慮した主張が必要だ。
DEIに関するライティングは内向的な人にとって不快に感じる場合がある。個人情報を開示したくない人もいる。
DEIが個人の能力より肌の色を重視する方向へ向かうべきではない。
MITがSATを復活させ、エビデンスに基づくアプローチを取ったことを歓迎する。人種構成そのものが組織の質を左右するものではない。
一部の大学でのDEI宣言文提出要件は理解しづらい。むしろ風刺と皮肉の対象になっている。