1 ポイント 投稿者 GN⁺ 2025-12-14 | 1件のコメント | WhatsAppで共有
  • DoomQuake を開発した id Software の従業員165人が、米国通信労働組合(CWA) 傘下での組合結成を承認
  • 今回の組合は、開発者、アーティスト、プログラマーなど全職種を含む「wall-to-wall」型で、2023年に結成された ZeniMax QA 組合 に続く、Microsoft傘下で2番目の大規模ゲームスタジオ組合となる
  • Microsoft は、2022年に締結された 労働中立協定(labour neutrality agreement) に基づき、今回の組合を正式に承認
  • 組合結成の理由として、リモートワークの保証、不公平な賃金、頻繁なクランチ、大規模レイオフ などが指摘されている
  • 今回の結成により、Microsoft傘下の 組合員数は約4,000人 に達し、ゲーム業界全体での 労働者の権利強化の流れ を示している

id Softwareの組合結成概要

  • id Software は、CWA の発表によると、165人の従業員が参加する 「wall-to-wall」組合 を結成
    • この組合には、開発者、アーティスト、プログラマーなど多様な職種が含まれる
    • 2023年に ZeniMax QA の従業員300人が結成した組合に続く、Microsoft傘下で2番目の主要ゲームスタジオ組合
  • Microsoft は、2022年に CWA と締結した 労働中立協定 に基づき、今回の組合を正式に承認

組合結成の背景

  • id Software のプロデューサーであり CWA の組織委員でもある Andrew Willis は、「業界の経営陣が一方的に下す労働環境の変化に対抗するため、開発者たちは団結しなければならない」と述べた
  • リードサービスプログラマーの Chris Hays は、リモートワークの保証を主要な理由として挙げ、
    • リモートワークは特権ではなく、健康、家族、アクセシビリティのために必要な不可欠要素だ」と強調
    • 経営陣がアクセシビリティや福利厚生を考慮しない オフィス復帰(RTO)方針 を批判した

業界全体で広がる組合化

  • CWA は今年、ゲーム業界全体で 大規模レイオフ、突然のクランチ、不公平な賃金 が組合結成の主要な原動力だと明示
  • Microsoft傘下の組合員総数は現在 約4,000人 と集計されている
  • CWA 会長の Ron Swaggerty は、「Microsoftと交渉のテーブルにつき、彼らの 技術、創造性、献身 を反映した契約を結べることを期待している」と述べた

関連する抗議活動と業界の反応

  • CWA が今年初めに発表した 業界全体組合(Industry-wide union) のメンバーは、The Game Awards 会場の外で抗議活動を実施
    • 閉鎖されたスタジオと失われた創造性を悼み、企業の強欲さと経営陣の決定 を糾弾する趣旨だった
  • 記事の末尾では、id Software の従業員たちに 連帯(solidarity) が表明されている

1件のコメント

 
GN⁺ 2025-12-14
Hacker Newsの反応
  • 彼らにとって良いことだ。景気後退期には再分配できる資源が減るので、人口集団間の集団行動は悪化する権力の不均衡を和らげる助けになる

    • ある程度は同意する。ただ、集団行動が企業に与える影響を過小評価すると、会社を潰してしまうこともある。以前のYellow Truckingの事例がそうだった
    • 今回の景気後退は、ゲーム業界が誰も望まない、あるいは品質のひどいゲームを巨額の予算で出し続けた結果かもしれない。市場調査もせずに何億ドルもかけてマルチプレイヤーマップが5つだけのゲームを作れば、ユーザーに嫌われるのは当然だ
    • 集団内部の分配問題も依然としてある。競争が激しくなると、二段階賃金制度や非正規雇用が増え、一部の組合員だけが有利になる。こうした構造をなくそうと闘った労組もあったが、景気後退が深刻化すれば再び戻ってくる可能性が高い。全員に公平な組織のあり方を見つけられるのか気になる
    • 開発者たちはおそらくIdの音楽チームの件を教訓にしたのだろう
    • コメントを見ると、労組の話になるたび企業に同情する反応が多い。「労働者を搾取するのはやめよう」という話にここまで反発するのは興味深い
  • 記事ではCWAの声明文をほぼそのまま持ってきているのに、元文へのリンクがない。原文はここで読める。
    この労組は**産業別(wall-to-wall)**で、**職能別(craft)**労組のThe Animation Guildとは異なる。TAGの契約書には、「クランチタイム」の際に残業代が1.5倍、2倍へと跳ね上がる条項がある。こうした仕組みのおかげで、経営陣も現実的なスケジュールで計画を立てるようになる。CWAの契約も似た方向に進む可能性が高い

    • 私は2つの労組に所属している。1.5倍の残業代、7日目は2倍は業界標準だ。こうした条件がなかったなら、これまでまともな待遇を受けてこなかったということだ
    • 産業別労組と職能別労組の違いを説明してもらえるだろうか。たとえばゲーム会社の建物の清掃スタッフも産業別労組に含まれうるのか知りたい
    • 14時間以降は2倍賃金とは驚きだ。IBEW Local 46は10時間以降から2倍だ(リンク
    • 私は1日18時間働いても追加手当をもらえなかったことが何度もある。せいぜい夕食とタクシー代が出ただけだった
    • 説明ありがとう。「wall-to-wall」は会社全体を意味するのだと思っていたが、とにかく大きな前進だ。会社全体が労組化すれば、労働者協同組合に発展することもありそうだ
  • ソフトウェア労働者の労組を支持する。こうした労組が加盟する上部組織があるのか、また実際どれほど効果的なのか気になる。伝統的な製造業の労組のような「現場の力」はなさそうに思える

    • ゲーム開発者には特に労組が必要だ。業界の労働環境がひどすぎる。開発期間中ずっとクランチタイムで、残業代もない。大型タイトルの発売後には大規模レイオフが日常茶飯事だ。ゲームへの情熱だけでこうした環境に飛び込むのは気の毒だ
    • 記事によれば、彼らはCommunications Workers of America (CWA)に属している。同様にIPFTESEIUも専門職や公共部門の労働者を組織している
    • 今は交渉に向いた時期ではないが、技術職の雇用安定性の低下を見ると、最終的にはハリウッド型フリーランスモデルに向かうかもしれない。その場合、強力な業界単位の労組が必要になる
    • CWAの詳細はWikipediaを参照
    • 「14の労組が競合している」という状況で「1つに統合しよう」と言い出すと、結局「15の労組が競合している」状態になるという皮肉がある
  • ちなみにCWAシアトル支部は以前、OPTビザ制度の廃止を求める訴訟を起こしていた(判例リンク)。労組と移民政策の関係を理解した上で、支持するかどうか判断したほうがいい

    • 労組は人と同じだ。それぞれ異なる議題と意思決定構造を持っている。良い労組もあれば、悪い労組もある。以前、家族の一人がスーパーでアルバイトをしていたが、加入義務条項のせいで辞めたこともある。労組は善でも悪でもなく、ただ存在しているだけだ。今回のゲーム業界の労組がどう動くのか気になる
    • 同様に、労組と移民の関係を理解した上で、移民そのものに対する立場も決めるべきだ
    • 労組は本質的に、低賃金労働によって自分たちが置き換えられることを防ごうとする性格がある
    • 労組は完璧ではないが、私の親の世代にとっては重要なカウンターウェイトだった。父の労組は彼を解雇から救ったこともあれば、逆に解雇しようとしたこともあった。それでも会社と違って投票権がある点が違う
    • 労組が移民労働に反対するのは、ある意味当然だ
  • 今や労組でもDoomが動くという冗談が出るほどだ

  • 良い知らせだ。さらに進んで、ソフトウェアエンジニアの責任制度が必要だと思う。土木技師のように、自分が署名したコードに責任を負う仕組みだ。
    今は私たちが作ったシステムが壊れたら全面的に開発者の責任になる。**AIが生成したコード(PR)**をレビューする時間すらないのに、結局名前が載るのは私たちだ

  • 労組の力は結局、NLRB(全米労働関係委員会)の強さに左右される。政権が変われば委員構成が揺らぎ、政治的介入もしやすくなる。また、技術業界の労組のためのオンライン組織化プラットフォームも必要だ。投票、苦情受付、代表選出などを効率的に処理できて、収入比例の組合費ではなく固定会費で運営されるとよい

    • 「あらゆる問題はSaaSで解決できる」という言い方は好きではないが、2つの労働者向け技術は必要だ。
      1. 非組合労働者のための労働法支援アプリ — 労働者が証拠を集め、弁護士とつながれるようにする
      2. アプリベースの労働者(配達、運転など)が互いにつながれる非公開コミュニティプラットフォーム — 実際の従業員認証と、管理者の監視を遮断する機能が必須だ
  • 私はゲーム業界ではないエンジニアだが、労組よりも基本的な労働規制の強力な執行を望む。たとえば週当たりの労働時間の上限、深夜スケジュールの禁止、解雇時の最低通知期間などだ。だが業界は譲歩せず、高給と**「宝くじ当選」式の報酬のせいで従業員も沈黙している。
    AIによる
    労働代替**が加速すれば、交渉力はさらに弱まるだろう。その時にでも労組が役割を果たすなら受け入れられる

    • あなたが言っているのは実質的に労組の役割そのものだ。いかにも典型的なソフトウェアエンジニアの発言だ
    • 労組なしでそうした目標を達成するには、どんな代替メカニズムが必要なのか気になる。「メモリ保護は嫌だが、メモリエラーは防ぎたい」と言っているようなものだ。結局、誰かがその仕事をしなければならない。世界は常識ではなくエントロピーに従う
  • 祝うべきことだ。8時間労働制ができたのも労組のおかげだ

    • そして週末も同じだ
  • 近いうちにZenimaxで法務チームが大々的に動きそうだ。彼らは攻撃的な弁護士軍団を抱えている